専門医ご紹介
フィリップ・シェネット医学博士
シャネット医学博士は世界的に認められている不妊治療専門医で、南カリフォルニア大学の卵子提供プログラムの創始者のもとで生殖内分泌学の特別研修訓練を受けました。また1989年にはノースウエスタン大学にて同大学病院の体外受精プログラムの創設に参加しました。
現在パシフィック生殖医療センターにおいて、シャネット先生は特に栄養が不妊治療に及ぼす役割について研究されているほか、実際に受精卵を移植する際の器具等を含む手段や環境がどのように成功率に影響するかについても研究を続けておられます。
キャロリン・ギヴェンズ医学博士
ギヴェンズ医学博士は、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)大学病院において、ICSI(顕微授精)による妊娠をサンフランシスコで初めて成功させた著名な医師です。
ギヴェンズ先生のお祖母様が日本人ということもあり、大変に親日派の先生です。現在パシフィック生殖医療センターにおいて、ギヴェンズ先生は特にベイエリアにおける着床前診断プログラム及び第三者を関与させた生殖治療プログラムの普及に努められています。
イザベル・ライアン医学博士
ライアン先生は、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)において行った子宮内膜症の研究で、全米で高い評価を受け、数々の賞を受賞しました。
エルドン・シュリオック医学博士
シュリオック医学博士は1981年、北カリフォルニアで最初に体外受精を行った医師団のメンバーの一人です。カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)において教授を務めた後、同大学病院の体外受精プログラムの責任者であった時代、同大学病院の卵子提供プログラムも創設しました。
シュリオック先生の先端不妊治療の先駆者としての豊かな経験は、現在パシフィック生殖医療センターにおいて、患者の皆様が実際に遭遇するさまざまな治療上のチャレンジを解決するための大変重要な要素となっています。
リュン・リ医学博士
リ先生は、カナダ生まれの中国人で、極めて優秀な成績でMITの学士号を取得した後、ハーバード大学医学部も優れた成績で卒業し、カリフォルニア大学サンフランシスコ校大学病院においてレジデント、そしてコロンビア大学病院でフェローとして活躍された専門医です。そのような極めて輝かしい経歴を鼻にかけることもなく、同じアジア人として、日本人の患者様の対応に、心をこめて真摯に取り組んでくださる人間味溢れる女医さんです。英語を母国語とされておられますが、幼少時代を上海で過ごしたため、流暢な中国語もお話になります。
リ先生は、IVFだけではなく、産婦人科外科医としても、腹腔鏡手術や子宮鏡手術のエキスパートでいらっしゃいます。また、研究にも熱心で、2012年に、ビタミンDと妊娠の関連性についての研究において、PCRS定例学術総会において、研究部門の最優秀賞を受けておられます。
ジョー・コナハン博士
ジョー・コナハン博士は世界的に有名なエンブリオロジストで、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の大学病院及びロンドンにあるハマースミス病院の両方で先端生殖医療ラボラトリーのディレクターを務めた実績があります。
先駆者としての実績をもつコナハン博士は、常に一歩先の受精卵の生育改善、妊娠成立・継続率向上に向けての受精卵の識別等に焦点を当てたエンブリオロジスト・チームを率いています。
博士は、胎生学会認定の高度複雑化臨床ラボラトリー・ディレクターであり、また米国病理学会認定生殖ラボラトリー検査官及び米国バイオアナリシス委員会検査官でもあります。
コナハン博士は1987年にアイルランドのリメリック大学より学士号取得後ロンドンにあるハマースミス病院にてエンブリオロジストとしての訓練を受けました。大学に復帰後、1994年にロンドン大学王立医学大学院にて胎生学の博士号を取得しました。
1995年にサンフランシスコに移住し、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)大学病院の体外受精プログラムの創設に参加し、同院の不妊治療プログラムを全米トップレベルに導きました。特にコナハン博士のラボラトリーは、男性不妊に対する画期的な治療、受精卵の遺伝子診断プログラムの開発と実施、高い成功率を誇る受精卵凍結プログラムの確立で有名です。
現在はパシフィック生殖医療センターのラボラトリー・ディレクターとして最新の設備を備えたラボと経験豊かなエンブリオロジスト・チームによる質の高い患者様へのケアーを保ち続けております。米国西海岸における最大規模のIVFラボラトリーのリーダーとしてコナハン博士はPFCのラボラトリー業務の水準を高め、またその結果として、PFCのラボラトリーはその優秀さで全米に知られています。