Q&A

着床前診断プログラム

Q1:着床前診断で、遺伝病はすべて調べられるのですか?

A1:いいえ。着床前診断において、遺伝病すべてについて調べることは、現在の最先端医療技術を駆使しても不可能です。しかし、着床前全染色体診断(CCS)では、『全種類の染色体異常』について調べることができます。染色体正常な受精卵を選んで移植することで、ダウン症に代表されるような染色体異常をもつ胎児の妊娠を回避することができ、正常受精卵の中で希望の性別の受精卵を選んで移植をすることもできます。

ご家系に、特定の一種類の遺伝疾患がある場合、その特定の遺伝疾患について調べる方法はあります。それが、単一遺伝子遺伝病着床前遺伝子診断(PGD)と呼ばれるものです。

適応となる遺伝病リストは以下をご参照ください:
着床前診断(PGD)実施可能な単一遺伝子遺伝病リスト

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Q2:着床前診断は、体外受精治療でしかできないのですか?

A2:はい、着床前診断を実施するときは、受精卵の診断を体外(ラボラトリー)で行なう必要があるため、必ず体外受精を行なうことになります。

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Q3:着床前診断をするために、主人も私も、大変な手術などを受けたりするのですか?

A3:いいえ。着床前診断では、日本でもごく一般的に行なわれている体外受精治療を受けていただくのと、まったく同じプロセスで行なわれ、ご主人にも奥様にも、追加のお身体への負担はありません。しいて言えば、事前にDNA設定のため、採血量が少量追加されるのみです。

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Q4:着床前診断を行うことで、受精卵が傷ついてしまうと聞いたことがありますが、それは本当ですか?

A4:もしも経験の浅い初心者の技術者しかいないようなクリニックでは、そのようなことはあり得るかもしれません。しかし、弊社IFC提携クリニックのラボラトリーは米国監査で「パーフェクトスコア」を受けており、且つ全員が熟練の有ライセンスのエンブリオロジストばかりで構成されていますから、皆様の大切な受精卵を、これまで1個たりとも着床前診断のための細胞採取で傷つけたことはありません。また、採取される細胞も、胚盤胞と呼ばれる発達段階の受精卵の外側の部分「栄養外胚葉」と呼ばれる部分のみから採取し、後に胎児となる部分である「内塊部」には一切触りませんので、極めて安全です。

着床前診断のための受精卵準備を、院内で実施できる設備をもつクリニックは、アメリカでもまだまだ僅かです。しかし、弊社IFC提携先クリニック、サンフランシスコのパシフィック生殖医療センターでは、早くから着床前診断を実施してきた実績がありますからご安心の上、進まれてください。

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Q5:主人の家系に代々大変重い症状の出る遺伝病があり、主人には今はその兆候はないのですが、発症するリスクはあると主治医に言われています。
もしかして本当に発症するとしても、それまでは何も知らない状態で人生をできるだけ楽しみたいと思っています。だから、主人が発症前診断を受けることを希望していません。
そんな私達でも、着床前診断(PGD)を受けて、主人の家系にある遺伝病がない子供を授かることはできますか?

A5:その遺伝病が、着床前診断(PGD)可能な遺伝病リストに含まれている場合、実施できる可能性があります。御主人が発症前診断を受けずに着床前診断を実施するタイプのものは、「完全非開示」形式の単一遺伝子遺伝病着床前診断(PGD)と呼ばれます。個々のケースにより、遺伝カウンセラーが詳細ご相談し、実際に技術的に可能かどうか、ケースバイケースで検討いたします。まずは弊社IFCにお問合せください。

着床前診断(PGD)実施可能な単一遺伝子遺伝病リスト

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