最新情報2007.05治療プログラム

IFCの実績

2007年のゴールデンウィークも、多くのご夫婦が日本からIFCの生殖医療プログラム(主に卵子提供プログラム)ご参加のため訪れていらっしゃいます。普段なかなかお休みが取れないお忙しいご夫婦にとっては、例年、ゴールデンウィークはやはり渡米のチャンスのようですね。

IFCの原型として、現社長の川田ゆかりが、生殖医療コーディネートの業務を開始したのは1995年。今から12年前のことです。業務開始当時は、卵子提供(エッグドナー)プログラムも、代理出産プログラムも、日本では余り広く知られておらず、新聞や雑誌ではかなりセンセーショナルな捉え方をされていたものです。しかし、10年以上を経て、多くのご夫婦が渡米してお子さんを授かった事実もあり、日本の世論も少しずつ変わっていく兆しがあることは大変喜ばしいことだと思います。

【数値で見るIFCの実績】

■およそ500組のご夫婦が参加

統計によると、IFCでは、2006年末までに、およそ500組のご夫婦の米国における生殖医療プログラム参加をサポートして参りました。そのうちの多くの方々は、長きにわたる不妊治療の後にようやく授かった「我が子」をその腕に抱き、ハッピーエンドを迎えられています。

IFCプログラムにおいては、2007年現在、渡米されるご夫妻の9割以上が卵子提供プログラムご参加のご夫妻となっており、1割弱がその他のプログラムのご参加となっております。(代理出産プログラムお受付は2006年で一旦終了させていただいております。)

■参加総数の内、95%のご夫妻が迎えたハッピーエンド

IFCの卵子提供プログラムにご参加になられたご夫婦のうち、最終的にお子さんを授かったご夫婦の比率はご参加者数全体の95%以上にも上っています。この数値が、実際の治療の現場における高い妊娠成功率を物語っていることに間違いはありません。

医療である限り、そして人間の身体の神秘と向き合っている限り、どんなに高い医療技術が存在しても、医療上では「100%」という数値は残念ながら出せるものではありません。しかし、IFCの卵子提供プログラムにご参加されたご夫妻の総数のうち、およそ95%のご夫妻がプログラムご参加の結果としてお子さんを胸に抱くことができた、ということは本当に嬉しいことです。

■75%という極めて高い妊娠成功率(一回の胚移植につきの成功率)

現在、卵子提供プログラムの一回の胚移植に対する妊娠率はおよそ75%と、全不妊治療プログラムの中で一番高い数値を挙げています。つまり、一旦胚移植まで至ると、75%もの高い確率で妊娠が成立する、という意味の数字です。

これは、ドナー卵子の生命力がいかに高いかを表している数値でもあり、また同時に、それまでの長い不妊治療で結果が残念ながら出なかった方たちにとっても大きな希望となることと思います。

私達がここで記載している75%の妊娠率は、パシフィック生殖医療センターで安定して挙げている卵子提供プログラムにおける成績のことです。具体的には、「胚盤胞を2個同時に移植した際の妊娠成功率」のことを指します。つまり、一回の胚盤胞移植につきの成功率、ということになります。

もちろん、ドナー卵子による受精卵は、生命力、つまり着床力が極めて高いため、ドナー卵子により得られた受精卵が胚盤胞にまで育った段階で、現在規定の2個よりも多く移植したとしたら、当然妊娠率は更に高くなることが予想されます。一個一個の受精卵それぞれが高い着床の可能性を秘めているからです。しかし、妊娠率をもっと高めたいからと言って、それだけ生命力の強い受精卵の移植数をむやみに増やしていくと、問題は逆に多胎妊娠となります。多胎妊娠の場合、母体にも胎児にもいろいろな重篤なリスクが出てくる可能性が増加します。

現在胚盤胞2個の移植で75%の妊娠率となっていますが、双子さんになる確率はおよそ40%となっています。ですから、移植数を増やして、75%より妊娠率を上げようとすると、更に多胎のリスクが出てしまいます。

人間の身体は、もともと単胎(一人の赤ちゃん)を出産する構造になっているため、多胎はできれば避けたいものなのです。

*成功率を他プログラムと比較するときは、必ず何個の移植をしてそのような結果になったのか、ということを確かめてから比較しましょう。受精卵の移植数が増えれば増えるほど、妊娠率は高くなり、多胎のリスクも高くなります。せっかくの妊娠、満期産で元気な赤ちゃんを産みたいですね。

 

*「妊娠率」の算出法・或いは発表の仕方が、発表しているクリニックによって異なる場合もありますので、同じレベルでの妊娠率を表しているかどうかについて、ご注意ください。

■日本国内の生殖医療学会等における講演

米国でのコーディネート業務歴12年というのは、先端医療の新分野である生殖医療のごく初期の段階ですでに業務に携わっていたことがお分かりいただけるでしょう。12年という年月の中で培った豊富な経験と情報、そして、提携先のパシフィック生殖医療センター(サンフランシスコ)の医療プログラムのレベルの高さなどを含め、IFCのプログラムは日本の生殖医療界からも、良き参考プログラムとして値するとご考慮いただいております。

IFC社長の川田の講演履歴(>"講演記録")をご参照いただければお分かりいただけると思いますが、日本の生殖医療の学会、ヨーロッパの生殖医療の患者の会の総会等にも招聘されたりなどで講演活動を行っている実績がございます。また、川田は依頼を受けて日本の生殖医療の専門誌に論文も発表いたしております。(>"メディア掲載履歴")


ご夫婦それぞれの人生は一回しかありません。その一回の人生の中でご夫婦それぞれの不妊治療で結果を出すために一番重要なのは、良い治療プログラムと患者様との出会いです。そのような出会いがあった時、ご夫婦に一番適切な医療プログラムの計画が可能となり、「赤ちゃんを授かる」という結果が得られるのだと思います。
IFCは豊富な経験と患者様の視点に立った情報、そして米国でもトップクラスのラボラトリー完備の有名クリニックの院長による治療をもって、一回しかない人生の中で最善の結果を出すためのお手伝いができるよう最大の努力をして参りたいと思います。

ご質問やご確認事項等おありの場合は、どうぞお気軽にお問合せください。

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