卵子提供+着床前診断プログラム

卵子提供+着床前診断(CCS)同時実施プログラムとは

卵子提供+着床前診断(CCS)同時実施プログラム

日本では、卵子提供(エッグドナー)による体外受精も、着床前診断も、まだ一般の患者様が自由に受けることはできません。

しかし、弊社IFCプログラムでは、これら二つのプログラムを同時に、日本人患者様にもこちら米国サンフランシスコにて受けていただけます。

卵子提供プログラムにおいて、「着床前全染色体診断=Comprehensive Chromosome Screening(CCS)」(以下「着床前診断(CCS)」と表記)という最先端の着床前診断を同時実施することにより、以下の大きなメリットが得られます:

  1. 高い妊娠率
  2. 流産の回避
  3. 染色体異常児妊娠の回避

胚移植しても着床しない、あるいは流産となる主な原因は、受精卵の染色体異常であるとされています。着床前診断(CCS)実施により、染色体異常のない受精卵のみを予め選別して移植することで、妊娠率が高まり、流産の回避も最大限可能となり、結果、ダウン症などに代表される染色体異常のない赤ちゃんの妊娠につながり、女性の心身への負担を軽減する点でも極めて画期的な手段がこの着床前診断(CCS)なのです。

「卵子提供+着床前全染色体診断(CCS)同時実施プログラム」では、卵子提供者(エッグドナ-)から採取した卵子と、ご主人の精子を体外受精させ、その結果得られた受精卵を奥様の子宮に移植する前に、この「着床前全染色体診断(CCS)」を実施します。これは、染色体異常のない胎児を奥様自身が妊娠、出産し、健康なお子さんを授かっていただくための治療手段です。奥様が出産されるお子さんはご夫妻の「実子」として戸籍登録されます。

成功率・安全性などあらゆる面からのメリットが非常に大きいため、2015年現在、IFC卵子提供プログラム参加の日本人患者様の100%が、着床前診断(CCS)同時実施を選択されています。

1個の染色体正常胚盤胞移植で妊娠率1回につき75%

卵子提供プログラムでは、健康な卵巣機能をもつ卵子提供者(エッグドナー)から生殖力の高い卵子の提供を受けるため、全生殖医療プログラムの中で、もともと一番成功率の高いプログラムです。

それに加え、着床前診断(CCS)を同時実施することにより、更に高い妊娠成功率が現実のものとなりました。

着床前診断(CCS)実施の結果、染色体異常(染色体異数性)があると判った受精卵の移植は行なわず、妊娠の可能性がある受精卵のみを奥様の子宮に移植します。そのため、たった1個の染色体異常のない胚盤胞を移植しただけで、2015年現在の妊娠成功率は、安定して1回につき75%という驚異的に高い数値となっています。
(2個を同時に移植することもできますが、成功率はおよそ85%ほどに上がるものの、多胎妊娠の確率が極めて高くなるというリスクが出てきてしまいます。)

たった1個の移植でこれだけ高い妊娠成功率だということは、高い成功率を希望するあまり、やみくもに多くの受精卵を移植する必要がない、ということになります。つまり、複数の受精卵を同時に移植した結果多胎妊娠となってしまい、早産・未熟児出産で引き起こされる出生児への身体的リスクを回避できることも意味しています。

流産回避・染色体異常児妊娠の回避

流産の主な原因は、受精卵の染色体異常であるとされているため、良い結果をもたらさないことがわかっている受精卵を移植しないことそのものが、流産の回避につながります。従って、生殖補助医療を受ける女性の心身の負担を軽減するばかりか、ダウン症などに代表される染色体異常児の妊娠を避け、健康な赤ちゃんを授かるための近道となるのがこの卵子提供+着床前診断(CCS)同時実施プログラムです。これも、2014年以降、弊社IFC卵子提供プログラム参加の日本人患者様の100%が、着床前診断(CCS)同時実施を選択しておられる理由です。

男女産み分け

受精卵の性染色体を含むすべての染色体について異常を調べるため、同時に個々の受精卵の性別も報告されてきます。従って、染色体正常の結果が出た受精卵の中で、希望する性別の受精卵を選んで先に移植することも可能です。特に高齢出産のケースなどにおいて、ファミリーバランシングの考慮をするときなどに有効な情報となります。

逆に、赤ちゃんの性別は、お誕生までのお楽しみにとっておかれたい患者様は、着床前診断(CCS)ラボラトリーに予め、性別開示はせず、単に性染色体が正常かどうかだけの情報開示をするようにリクエストすることもできますのでご安心ください。

卵子提供+着床前全染色体診断(CCS)プログラムの対象患者様

卵子提供プログラムの対象となる患者様のうち着床前診断(CCS)希望者全員。

具体的には以下の通りです:

対象患者様の多くは、加齢などの原因により卵巣機能低下が認められた方で、過去に自己卵子によるIVFを複数回繰り返しても結果が出なかった方達です。

以下の診断・所見・経過等があった患者様が卵子プログラム対象者となります:

  • 加齢による卵巣機能低下
  • 複数回にわたる自己卵子IVF不成功
    • 排卵誘発しても卵胞が育たない
    • 採卵できても空胞
    • 採卵できても受精しない
    • 受精しても胚盤胞まで育たない
    • 着床しない
  • 自己卵子IVFの結果初期流産を反復
  • 早発閉経(ターナー症候群を含む)
  • 自然閉経
  • 卵巣摘出
  • 高FSH値/低AMH値
  • 子宮内膜症/卵巣嚢腫/チョコレート嚢腫など(重度)
  • 染色体転座
  • 脆弱X症候群

*尚、普段の生理の有無は不問です。

弊社IFC卵子提供プログラムで治療中の女性のおよそ80%が40歳代で、且つ過去の自己卵子による不妊治療では良い結果の出なかった方達です。そのような背景をもつ患者様も、弊社IFC卵子提供プログラムに進まれた後は、上記の通りの高い成功率にて結果を出しておられます。

どうぞ諦めずに、健康な赤ちゃんを授かるため、この現実的な可能性に挑戦されてみてください。

【成功率についてのご注意】

弊社サイトで発表している成功率は、すべてASRM(米国生殖医療学会)の指針に基づいた、正式な算出方法・母集団の取り方(グループの定義と指定の期間等)によるものです。指針に基づかない算出方法での成功率をウェブ上で発表している団体もあり、また、成功率を高く見せるために複数個の受精卵を同時に移植しての数値が表示されていることもありますので、成功率を比較する時は、どうぞご注意ください。

更に、成功率90%という数値を掲げているところもあるようですが、学会公認算出法により公式発表されている全米各施設の成功率の中で、「一回の胚移植に付き1個移植した場合の成功率」が90%という数値は存在しませんので、併せてご注意ください。