精子ドナープログラム(精子バンク利用)

精子バンクの利用

精子バンクを通してご希望に添った精子ドナーを探すお手伝いを

『精子ドナー・体外受精プログラム』で重要なのは、やはり精子提供者(ドナー)の選考でしょう。

弊社IFCでは、ご夫妻が希望される条件に最も適した精子ドナーを選択できるよう、米国の精子バンクを通して日本人ドナー(ご希望の場合は他の人種も)の登録者を探し、プロフィールや書類の入手、そしてもちろんドナー精子入手手続きのお手伝いをいたします。特に信頼のおける実績のある精子バンクを利用することにより、安全性を重視したドナー精子入手が可能となります。

米国の精子ドナープログラムのメリット

体外受精実施が可能

日本国内での精子ドナーによる治療は人工授精に限られており、体外受精は実施できません。人工授精の成功率は体外受精より低く、奥様の年齢が上になると、人工授精ではなかなか妊娠に至らない場合があります。しかし、米国では、精子ドナーによる体外受精治療を自由に受けていただけます。

精子ドナーについての詳細情報入手が可能

米国の精子ドナーバンクから精子ドナーを選ぶ際は、その精子ドナーの幼少期の写真や詳細プロフィールを入手してからドナーを選択することができます。しかし、それとは対照的に、日本国内で精子ドナーによる治療(人工授精のみ)を受ける際は、精子ドナーについての情報は全くと言ってよいほど何も知らされないというのが現状のようです。

ご主人の遺伝的要素を諦める、というのは本当に辛いこと。それならば、精子ドナーには少しでもご主人に似た要素を捜し求めたいと感じるご夫妻にとって、米国の精子ドナーバンクから入手できるドナー情報は、大変有益と言えるでしょう。生まれてくるお子様のためにも、多くの情報を得て治療を受けたいと、米国での治療を選択するご夫妻が多くいらっしゃいます。

着床前全染色体診断(CCS)の同時実施が可能

着床前診断も、日本国内では自由に受けることができないプログラムですが、米国では今や、一般患者様の標準選択肢となりつつある最先端技術です。弊社IFC提携クリニックにおいては、入手したドナー精子からCCS設定用のDNA抽出を行う手続きが可能です。つまり、弊社IFCプログラムでは、精子ドナーバンク利用の体外受精を受ける患者様にも、CCSを同時にスムーズに受けていただけるという利点があります。

着床前全染色体診断(CCS)の詳細はこちらから

入手可能な精子ドナー情報

精子ドナーの条件として、ご夫妻が一般的に最も重要視される二つの条件は、血液型と人種(日本人、韓国人、中国人、などご指定いただけます)です。血液型については、医療上はどの血液型でも成功率や安全性に影響はありませんが、日本人患者様は、やはり、ご夫妻の血液型から生まれ得るお子様の血液型と合わせたいというご希望が強いようです。

まずは、血液型と人種指定をいただいた後、その条件に合う精子ドナー登録者を探し、資料入手のお手伝いをいたします。

写真

現在、精子ドナー登録者の殆どについて、ドナー自身の『幼少期』の写真を閲覧できるようになっています。写真閲覧により、ご主人のお顔立ちと似ている精子ドナーをお選びいただけます。また、その精子ドナーが、大人となってから、似ていると思われる有名人の名前の掲載をしている場合もあり、ご参考情報としていただけます。

精子ドナープロフィール

まずは、身長・体重・体型・先祖の人種・髪の色・目の色・教育レベル、そして、過去の提供歴がある場合、その提供により妊娠成立実績があるかどうか、などの基本的な情報が簡潔にまとめられたショートプロフィールを入手し、日本語に翻訳し、閲覧していただきます。

その後、条件に合うと思われる精子ドナーのロングプロフィールを取り寄せ、更に詳細な情報を得ることができます。ロングプロフィールには、ドナー本人・家族や親族の健康状態・病歴はもちろんのこと、自己紹介の短いエッセイ(作文)もいくつか含まれており、ドナーの性格や趣味・興味、仕事の内容、将来の夢などについての記述を読み、ドナー本人の人となりを知ることができます。もちろん、ロングプロフィールも日本語に翻訳してお渡しします。

精子ドナーの事前検査

弊社IFCが手続きを行なう精子バンクでは、米国FDA(食品衛生局=日本の厚生労働省に当たる政府機関)が義務付けた血液検査、特にエイズや肝炎等の感染症の問題が発生しないよう、ドナーの事前検査を厳重に行なっています。更には、嚢胞性繊維症などの遺伝病保因者テストも実施済の精子ドナーが登録となります。長い歴史の中で、安全性についてのシステムが厳格に守られている精子バンクのみからドナー登録者の情報を入手しますから、ご夫妻には安心して治療に臨んでいただけます。