「双子の赤ちゃんの温かさを感じて」東北・北海道地方のU様からのお便り
こんにちは、元気な双子の赤ちゃんを出産した東北・北海道地方のUです。
子供たちも3か月検診を終え、笑ったりと、表情も出てきてますます可愛くなってきました。
今までの経過を体験談として御報告したいと思います!
私が出産した病院では、カンガルーケアと言って、生まれたての赤ちゃんを胸の上にのせてくれるのですが、2人の赤ちゃんのずっしりとした重みとふんわりとした温かさを感じることができ、とても幸せに思いました。
この2人の温かさを感じるまでの道のりは、振り返ってみると簡単なものではありませんでしたが、現在はこの子達とこれから一緒に過ごしていく幸せがあり、それまで頑張って乗り越えてきた辛さも今となっては過去のこととなりました。
当初IFCに問い合わせた際には、すぐにでも申し込みたい気持ちになりましたが、子供の将来の事など以前から不安に感じていた事もあったため、送付されてきた資料を読み、IFCの方に色々と相談しました。
私とは遺伝的なつながりはないけれど、子宮への血液がないと赤ちゃんは成長できないというお話を聞き、私自身の血が通っている子供が生まれるんだ、と前向きな気持ちになりました。
気に入ったドナーさんとのサイクルが無事に決まり、胚移植のために夫婦そろって渡米したのですが、一度目のサイクルでは、たまたまドナーさんのリード卵胞だけが早く成長をしてしまい、他の卵胞グループが一足遅れての成長となってしまった、ということがハーバート院長から説明され、
『遠くから来ていただいて本当に残念だけれど、子供を作る、という目標を持って考えたとき、可能性の低い事を進めるより、再度、ドナーの卵胞刺激をやり直していくべきであると思う。』
というお話を受け、サイクルは一旦キャンセル、再度、日程を仕切りなおしておこないましょう、ということになりました。
初めての渡米の際に、クリニックからは5%未満の可能性で、どんなに順調に進んでいても途中でストップせざるを得ないサイクルもある、という説明を受けてはいたものの、自分達のサイクルがこの確率にあたってしまうとは。。。と大変残念な気持ちでいっぱいでした。
違うドナーさんを選びなおす事も出来ましたが、ハーバート院長から同じドナーさんとやり直す事で90%は大丈夫であろうとのお話もあり、また大変気に入ったドナーさんだったので同じドナーさんにもう一度お願いする事になりました。
ドナーさんにとっても、もう一度やりなおしていただくことは、お注射なども大変だったと思いますが、引き受けてくださるという事で嬉しく思いました。
2度目の渡米前、IFCの方から送られてくる報告メールを開くたびに、ドキドキしていました。
無事、今回はドナーさんの卵胞も、全体が同じスピードで成長を続け、経過は問題ないということになり、私たち夫婦も渡米となりました。
滞在中はのんびり過ごし、全てのステップを終了して帰国できる事を大変嬉しく思いました。
妊娠を喜んだのもつかの間、妊娠初期の出血があり、日本で診ていただいていた先生からは自宅安静の指示があり、10日ほど仕事をお休みしました。
2個の胚盤胞の移植で、妊娠しているのが3つ子だということが確認され、悩んだ挙句、減数手術をおこないました。
本当に大変辛い決断でしたが、他の2人の赤ちゃんの命のことを考えました。
術後の検診では赤ちゃん2人はとても元気で、おなかの中で活発に動いているのを確認し、ひと安心しました。
妊娠中は規則正しい生活を心がけ、今までにないゆったりとした時間を楽しむ事が出来ました。
産科の先生からは、双子ちゃんの妊娠には安定期がないので、お腹のはりを感じるような時は特に、安静に過ごすよう、また普段からも無理はしないよう言われました。
地域の母親教室に参加して、病院とはまた違った視点からいろいろなお話を聞いたり、近所にお友達が出来たり、模擬お産を体験したりしました。
また、妊婦の為の料理教室にも参加し、妊婦さん達や料理教室の先生方とにぎやかに料理をして楽しいひとときを過ごすことができました。
出産が近づく頃には、おなかも単胎の妊娠よりもだいぶ重たくなってきましたが、少しずつベビー用品の準備などをして、毎日が本当に楽しかったです。
予定よりも早い出産になりましたが、帝王切開の手術室で生まれてきたばかりの2人の産声を聞いたときは、ほっとしたと同時に本当に感動しました!
本格的な育児がスタートし、双子ということで2倍の育児となりますが、私達夫婦の両親にも協力してもらいながら乗り切っていこうと思っています。
寝る時間が少なく大変ですが、本当に幸せな気持ちでいっぱいです!
これからも家族みんなで幸せに暮らしていきます。
ありがとうございました!