『妊娠・出産をとおし周囲からの暖かいサポートをも感じる幸せな日々~関西地方M様からの卵子提供プログラム体験談』
50歳になっても子供が出来なかった私達は、親のいない子供に、少しでも未来を与えてあげれるなら、それだけで十分と思い、小学生くらいの子供との養子縁組を希望しましたが、年齢制限で断られました。
里親制度を利用しようか考えていた頃、IFCを知りました。
正直いろいろ悩みましたが、親になってみたいという思いを捨てる事の出来なかった私は、将来、後悔しない為にIFCを選択しました。
妊娠した事を周囲の人に知らせたら、それは、それは、喜んでくれました。私達の事を気遣ってくれていた人が、沢山いた事を初めて知りました。
初めて我が子に触れた時の事は、忘れられません。心がふるえるようでした。
今、我が家は赤ちゃん抱きたさに、人の波が絶えません。
近所の若いおかあさんは、妊娠中から、いろいろアドバイスしてくれた頼もしい先輩ママさんです。
ベビーカーを押して散歩に出れば、知り合いが、笑顔で駆け寄ってきます。
みんな赤ちゃんが大好きです。
産んだ方法なんて、どうでもよくなりました。腕に抱いた我が子が笑うだけで、幸な毎日です。
私とは、遺伝的につながらないので、喜んでくれる親類に、すまない気持ちがありましたが、不思議な事に、私にも似ています。ドナーさんとは、もしかしたら先祖が一緒かもしれないと、思った程です。
でも、この子は私のお腹の中で、私の声を聞きながら育ったのです。この子の身体の中に流れている血は、全て私の血です。遺伝子なんて、先祖をたどれば山程います。最近は、そう思うようになりました。
IFCの皆様、ハーバート先生、ありがとうございました。心より感謝しています。
そして、なによりもお世話になった産婦人科病院にも、この場を借りて、お礼を言わせてください。信じられないくらい忙しい中でも、一度も嫌な顔をせず常に暖かく接してくれたことを、とても感謝しています。お蔭様で、親になることができました。心より感謝しています。