関東甲信越地方のA様のメッセージ「3回の渡米治療の後に得た幸せ」
<奥様より>
無事出産を終え、こんなにも可愛い赤ちゃんを授かることができました。その時、手術が済み、すぐに赤ちゃんが私の枕元にやって来た時、見るやいなや、『思っていたとおりの“もうずっと前から私の子供だった”ような』『見知ったお顔のような』赤ちゃんだと思いました。泣き声も、手も足も、何もかも、可愛くて仕方のない『赤ちゃん』でした。
私は妊娠中ニックネームをつけて呼びかけていたので、思わずそのニックネームで呼びかけてしまいました。このような幸運にめぐまれたのは、IFCの皆様が助けて下さったお蔭と感謝致しております。子供は、母乳とミルク(混合)で日ごとに育ってきました。二十四時間、毎日、私たち家族に喜びと幸せをもたらしてくれています。この子は、いろいろな表情をしてくれて、いくら見ていても飽きません。ほっぺに触れると笑みを浮かべてくれます。(これをエンゼル・スマイルと言うのでしょうか。)今年の春の景色がことのほか美しく見えます。
< 旦那様より>
妻から妊娠したらしいと告げられたときは一瞬信じられませんでした。その後、産婦人科の病院で妊娠が確認されたときは、それまでの期待と不安が大きな喜びと安堵に変わりました。また、妊娠期間を経て出産を迎えたときは、更に大きな期待と不安に見舞われました。手術室の前で待っている私の前に助産婦さんに運ばれる赤ちゃんが現れました。保育器の中で目をぱっちりと開いて私の方を向いていました。本当に大きな感動の一瞬でした。その後の妻との子育て奮戦生活の中で、喜びと子供に対する愛情が無限と思えるほどに深まって来ています。
私達夫婦の日本に於ける不妊治療は10年以上に及んでいました。あきらめに近い所へ来ていたときにIFCのことを知りました。費用のことなど考えなくてはならない点はありましたが、とにかく一度やってみようと決心しました。IFCからの指示とアドバイスにより、渡米前の準備や渡米後の治療は順調に進めることが出来ました。これは、Eメイルによる川田さんからの丁寧な連絡とスタッフの方々の行き届いた協力があったからです。現地での出迎え、ホテルへのチェックイン、クリニックとの往復、クリニックでの手続きなど、必要な行動を何の支障もなく進めることが出来ました。
治療を行うクリニックは閑静な住宅街の中にあります。静かな医院の中で、待たされることもなく、非常にシステマティックに治療は進められます。担当の先生は、ユーモアを交えて私達をリラックスさせながら治療を行ってくれます。自信を持って明確に説明を行ってくれるため、全面的に信頼することが出来ました。
私達は3度目の渡米治療で子宝に恵まれました。上記のような初回での体験から、「きっと成功する」という期待感が私達の心のどこかにあったような気がします。また、各治療後に帰国してからの川田さんはじめIFCの方々のケアや励ましの言葉にも勇気付けられました。だからこそ、3回の治療を行うことが出来たのだと思います。
今となっては、夢の中の出来事だったようにも思えますが、記憶を辿りますと、渡米中はアメリカ生活も楽しみました。体調を整えるため、夫婦で街のフィットネスジムへ行って汗を流したり、治療後のホテルでの妻の安静期間には、一人でスーパーマーケットへ食料の買出しに行って、ホテルで料理をしたりと、こういう時でないと出来ない経験もいっぱいしました。これからは、子供を健康に育て上げ、いつかは親子3人で私達が歩いたアメリカの街を再び訪れてみたいと思っています。