中国・四国地方のU様より
<奥様より>
私たちには、今、赤ちゃんがいます。とってもかわいい赤ちゃんです。その赤ちゃんが授かるまでには、いろんなことがありました。
私は、ちょうど2年前、お医者さんから「あなたは、赤ちゃんが出来ない身体です。」と、はっきりそれも突然宣告されました。私の主人は、とっても、とっても、とっても子供が大好きな人でしたのでその宣告は、すごいショックでした。まだ主人も若かったので、離婚を何度も考えましたが主人の説得とこの人のために、赤ちゃんが授かれるようにがんばろうと心に誓いました。
プログラムが進んで行く途中でも、山あり谷ありで何度も気持ちの面で、くじけそうになるときもありましたが、主人や、IFCのスタッフの方々に支えられがんばることができました。そして、なにより、私たちに力を貸してくださった代理母の方にも感謝のきもちでいっぱいです。これからも、赤ちゃんの成長の様子をお知らせしていきたいと思っています。本当に、たくさんの人々の協力と支えがあってここまでくることができました。今、我が子を抱くことが出来、本当にしあわせいっぱいです。ありがとうございました。
<ご主人より>
代理出産という言葉をはじめて聞いたのは、妻が検査を受けていた日本の病院の先生からでした。子どもを授かるにはこの方法しかないと、突きつけられたのです。どうしても、子どもがほしかった私は、本を読んだり、インターネットで調べたりして、代理出産についてのあらゆることを勉強し、自分たちにも挑戦できることを知りました。
それからは、まず妻との話し合い。そこまでして・・・という妻を毎晩、何日もかけて説得しました。また、夫婦だけでなく、お互いの両親や兄弟の理解や協力も大切だと思った私は、そこまでしなくても・・・という両親や兄弟も説得しました。自分に原因があると思っていた妻には、私の両親にこの事実を告げるのは、本当につらかったことだと思います。
途中何回も、私が、子どもがどうしても欲しいからというだけで、周りのみんなにつらい思いをさせているのではないか。もし、うまくいかなかったらどうしようと考えました。でも、何年か後には必ず幸せがくると信じ途中くじけそうになった妻を励ましてきました。
実際にこのプログラムに進むと、仕事のこと金銭面のこと精神的なことなど、本当にいろいろクリアしなければならない問題がありました。しかし、その時のお互いの家族の協力やアドバイスは、本当に支えになりました。
現在、私たちはこの方法で、子どもを授かり力を合わせて子育てをしています。遺伝的にも戸籍上も私たちの子どもです。お互いの家族も、本当にかわいがってくれて喜んでくれています。なにより、妻をお母さんにしてあげることができたことは、私にとって幸せなことです。
また、子どもを授かったことと同じくらい、私たちにとって大切ないろいろなことを得ました。代理母になってくださった家族とのふれあいやサポートしてくださった様々な人の心遣いです。うまくいえませんが、いい結果に必ずしも行き着くとは限らないことでも家族一丸となってがんばり、サポートしてくださる人たちを信じ、感謝する気持ちは大切だったと思います。