卵子提供プログラム
Q1:自分自身の卵子を諦めて、卵子提供プログラムを考えなくてはならないのはどんな場合ですか?
A1:一般的に米国で卵子提供プログラムを具体的に視野にいれて検討する段階というのは以下の項目にすべて当てはまるときです:
- ❶女性の年齢が満45歳を越えているとき
- ❷過去に自己卵子による体外受精治療を3回以上繰り返しているが、良い結果が得られていないとき
- ❸受精卵ができても、胚盤胞の段階まで発達する受精卵が1個もないとき
しかし、個人差により、いろいろな状況が考えられます。
目安となる状況の詳細については以下をご参照ください。
Q2:私は日本人です。米国で卵子提供プログラムに進んでも、金髪の子供が生まれたりするのは絶対に困ります。日本人の卵子ドナーはいるのでしょうか?
A2:はい、日本人ドナーをご紹介いたします。弊社IFC卵子提供プログラムでは、日本人ドナーを希望されるご夫妻がほとんどであり、弊社専属の日本人専門卵子ドナー登録機関に登録されている日本人ドナーを中心にご紹介いたしますので、どうぞご安心ください。
Q3:どんな女性が卵子ドナーとして志願するのでしょうか?
A3:20代の健康な卵巣をもつ女性です。学生、仕事を持つ女性、主婦など、様々なケースがありますが、ドナー登録をしている女性の共通点は、皆さんボランティア精神に溢れ、他人のために役に立ちたいと考えていることです。確かに、時間的拘束が長く、自分以外の人のために排卵誘発剤を打ち、麻酔を受けて採卵処置を受けるなど、痛みが伴うプロセスですから、謝礼や経費はお支払いすることにはなりますが、金銭面だけではまかなうことのできない、真摯な気持ちがなければできないことです。
ご夫妻が実際に卵子ドナーを選択する際は、顔写真、もし過去に提供歴がある場合はその結果、20ページにも亘るドナー本人のプロフィールを閲覧していただけるので安心です。詳細プロフィールには、血液型・身長・体重といった基本的な情報から、本人や家族、親族の健康状態・病歴、学歴、ドナー志願動機、提供を受けるご夫妻に対してのメッセージなどが含まれています。
もしご希望であれば弊社東京オフィスにおける個人面談にて、詳細ご相談を承ります。ご夫婦お揃いでお越しの場合、ドナー資料閲覧も可能です。個人面談をご希望の方は、まずは弊社IFCにお問合せください。
Q4:主人と私の血液型と合う卵子ドナーを選びたいのですが、可能ですか?
A4:はい、可能です。臓器の提供ではないので、医療上はどの血液型でも安全性も成功率も変わらないのですが、ご夫妻の血液型の組み合わせから生まれ得る血液型のドナーさんを選びたい、というお気持ちは大変よく分かります。ご指定の血液型のドナーさんをご紹介いたしますのでご安心ください。
ただし、AB型の人口比は、日本人全体のわずか6%ほどとなっており、ドナー志願者総数に対するAB型ドナーの比率も、同様に6%程度と、大変に僅かとなっています。そのため、AB型ドナーさんご指定の場合に限っては、マッチングまでお時間を要することが多くなっていることはどうぞご了承ください。
Q5:私の場合は、外人ドナーも見てみたいのですが、それは可能ですか?
A5:はい、可能です。弊社IFCでは、米国の信頼できるドナー登録機関数社ともネットワークしておりますし、また、提携先クリニック内のドナーエージェンシーにももちろんアクセスがあり、外人ドナーのご紹介も行なっておりますので、どうぞ渡米前に予めお申し付けください。
Q6:私は、これまでの自分の卵子による体外受精で、一度も妊娠したことがありません。そんな私でも卵子提供プログラムで本当に赤ちゃんを授かることができるのですか?
A6:同じような背景をもつ患者様が、卵子提供プログラムに進まれる患者様の大部分を占めています。ご本人様がそれまで体外受精の適応になっていた、ということは、ご健康状態も子宮の状態もそれなりに良好であると理解します。その場合、それまで妊娠できなかった理由は、ご自身の卵子の老化によるものであることが考えられます。そのようなケースでは、卵巣年齢が若く、生殖力の高い卵子の提供を受けることで、現実的に妊娠・出産への可能性が高まります。
子宮の状態や健康状態にご心配のある方についても、解決策があるかどうか前向きに検討が行なわれますので、まずは弊社IFCにお問合せください。
Q7:主人も私も仕事をもっており、あまり休みを取ることができません。卵子提供を受けるためには、サンフランシスコに長期滞在しなくてはならないのでしょうか?
A7:長期滞在の必要はありません。ご主人は最初に奥様とご一緒に一回渡米するだけです。初回渡米検診は、基本的にご夫妻お揃いで3泊5日ですが、日程によっては2泊4日でお受けできる場合もあります。奥様は胚移植のために2度目の渡米をしていただきますが、それも3拍5日で実施できます。
現在100%の患者様がそうされておられるように、卵子提供プログラムと着床前全染色体診断(CCS)の同時実施を行なうなら、成功率を最大限高めたままの状態で、奥様の2度目の渡米をおよそ3泊5日という短い日程で実施できます。着床前診断(CCS)同時実施の場合、ドナーさんの採卵スケジュールに合わせる必要がなくなるばかりか、長期滞在をする必要もないので、奥様のお仕事の都合に合わせて、例えば、日本の祝日や夏休みなどを利用し、胚移植を予め計画できるという利点があります。
胚移植は、究極では1泊3日でも実施できますが、タイトなスケジュールではお疲れが出る可能性があるため、妊娠のことを考えると1泊3日は最善ではないと考えられています。
(お願い:ゴールデンウィーク、シルバーウィーク、お盆休みなどを利用してのプログラムご予約は、例年大変混みあっております。そのような日本の祝祭日を利用して渡米ご希望の方は、できるだけお早めにお申込ください。)