2011年 新年のご挨拶 ~17年目の決意~
新年明けましておめでとうございます。
昨夏の酷暑とはまったく逆に、日本各地での大雪や極寒のニュースがこちらサンフランシスコにまで届いておりますが、皆様におかれましては、ご無事で新年をお迎えになられたことを願っております。
雪が降らないサンフランシスコではありますが、海から吹く風に冬を感じさせられる毎日です。
年末年始は、弊社IIFCサンフランシスコ本社並びに東京オフィス共に事務業務のお休みを頂戴させていただき、誠に有難うございました。
お蔭様でスタッフ一同揃って、気持ち新たに、そして益々元気に新年の業務を開始させていただくことができました。
IIFCの業務も、今年で17年目を向かえます。本年も、引き続き何卒宜しくお願い申し上げます。
2011年は、野田聖子議員の無事ご出産というニュースと共に始まりました。卵子提供プログラムが改めて日本国内でも注目されるきっかけとなった野田議員のドナー卵子による妊娠とご出産。新しい生命の誕生に心からお祝いを申し上げたく思います。
夫婦のかたち、家族のかたち、というのは人それぞれのものですから、何が正しい選択肢なのかというのは、それぞれがお決めになることであり、納得してご自身で決められた道がそのご夫婦にとっての一番正しい道である、と信じております。
いろいろある人生の選択肢の中で、『どうしても子供がほしい』、『赤ちゃんを授かりたい』、という強い願いを持つご夫婦に対して、私達IIFCは、これからも全力でお手伝いを続けさせていただきたいと思っております。
2011年という数字を見ると、なんだか少し前までは「近未来」のイメージのあった数字です。それが今現実に「今現在」の年になっており、最先端技術や最先端研究を駆使して成り立つ生殖医療の現場でも、そのイメージどおり、日々新しい技術や治療手段が生まれてきています。
そんな新しい技術や治療法を、「患者様の『こころ』と『からだ』の安全性」を第一にした上で、「赤ちゃんを授かる」という夢に向けての正しい医療の道しるべを立てながら、ご一緒に夢に向かって歩いていかせていただければ幸いでございます。
2011年も、IFCは、世界最高峰の生殖医療センター、パシフィック生殖医療センター並びに男性不妊の新境地を切り開いたテューレック・クリニック、そして着床前遺伝子診断(PGD)プログラムを飛躍させている遺伝カウンセラーやラボラトリー、全米ネットの卵子ドナー登録機関各社と共に、全力で皆様のお手伝いをして参りたいと存じます。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
この新しい年が、皆様それぞれの夢が叶う年になりますことを心よりお祈り申し上げております。
2011年1月吉日