着床前診断は受精卵を傷つける、というのは迷信です
インターネット上で、まことしやかに囁かれているけれど、実は、事実とはまったく異なる間違った内容だった・・・といったことは意外に頻繁に起こっています。
そのひとつがこれです。『着床前診断を行うと、受精卵を傷つけてしまう』という記述をインターネット上で目にすることがありますが、それは全くの間違いで、真実とはかけ離れています。
もちろん、『信頼できる実績のあるクリニックのラボラトリーであれば』という注釈付きですが。
実際、弊社IFCの提携クリニックパシフィック生殖医療センター(PFC)では、着床前診断を実施する際にこれまでに1個たりとも受精卵を傷つけたことがありません。
熟練の胚培養士が、完璧な環境が維持されている施設内で実施すれば、受精卵を傷つけるようなことは起こらないのです。
しかも、IFCの提携クリニックでは、胚培養士たちの集中力が途切れないよう、適切な人数でチームでシフトを組む、という体制も常時整えており、そのことでも技術者の疲れから受精卵を傷つける、ということもないように配慮されています。
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IFCプログラムで受けていただける着床前診断、つまり着床前全染色体診断(=CCS)でも着床前遺伝子診断(=PGD)でも、胚盤胞の段階まで培養した受精卵の、「栄養外胚葉」という部分から検体を採取することになっており、これから胎児になる大切な部分は一切タッチしませんので大変ご安心いただけると確信します。(写真参照)
しかも、このような形で受精卵から検体を採取することで、アシスト・ハッチングを同時に実施しているのと同じ結果になりますので、更に、妊娠率が高まる、という結果にもつながります。
つまり、『着床前診断を行うと受精卵を傷つける』というのは迷信です。
そんな残念な噂が広まったのは、どこかの技術的に未熟なクリニックで起こった受精卵破損トラブルに巻き込まれたお気の毒な患者様がインターネットに書き込んだことから噂が始まってしまったのかもしれません。
着床前診断を受けようと思っても、技術と設備と胚培養士の就労体制が整っていない場合そういったトラブルに巻き込まれてしまうのですね。
でも御安心ください。IFCプログラム提携先のクリニック、パシフィック生殖医療センター(PFC)では日々着床前診断が実施されているにも関わらず、過去に1個たりとも受精卵を傷つけていない、というのが真実です。
北カリフォルニアの他体外受精クリニックからもPFCの技術と施設の恩恵を受けるため、医師が患者様をお連れになってPFCへ通っているほどです。
やはり、実績のある、信頼できるクリニックでの着床前診断実施が肝要、ということでしょう。
*現在、IFCの卵子提供プログラムに進まれた患者様の100%が着床前全染色体診断(CCS)実施を希望されておられるのは、このPFCの技術を完全にご信頼いただけているからと考えます。
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