最新情報2017.03治療プログラム

自分の卵子でもう少し頑張るか、卵子提供プログラムに進むか迷ったときの答えの出し方

▲IFCプログラム総括担当医 カール・M・ハーバート医学博士(パシフィック生殖医療センター 院長)

卵子提供を受けるにしても、年齢のタイムリミットがあります。でも、自己卵子による不妊治療をどうしても諦めきれない…そんな思いをもつのは女性側だけではなく、そのパートナーであるご主人も同様です。

40代の女性が不妊治療を続けている中で、いつまで自己卵子で頑張るか、ということについて、個人差もありますし、正しい答えを出すことがとても難しいのが今の日本での現状です。

難しいという理由は、決して、医療技術うんぬんと言う意味ではありません。卵子提供や着床前診断などの選択肢が日本では一般化さされていないことから来る難しさをここでは指しています。

そこで、自己卵子でいつまで頑張るか、という決断の答えを出しながら、治療も同時に受けられる、という時間の無駄なく受けられる治療を、弊社IFCプログラムでご提案しています。

それは、『卵子提供プログラムを視野に入れた、自己卵子による着床前診断(CCS)プログラム』です。

サンフランシスコにおける初診で、自己卵子による可能性がどの程度あるか、今できることは何か、他の選択肢はないか、などを日本人女性の治療担当歴22年の熟練の名医が直接診断し、その場でコンサルティングを行います。

自己卵子による治療を実施する場合、40代で大変有意義になってくるのが『着床前診断(CCS)』です。卵子の老化により、その卵子由来の受精卵に染色体異常が頻発するようになります。染色体異常のある受精卵のほとんどが、着床しない、あるいは初期流産に終わってしまいます。

ですから、着床前診断(CCS)により、自己卵子由来の受精卵ひとつひとつを検査し、正常な受精卵が得られれば、その正常受精卵のみを選別して移植することで、妊娠の可能性を絞り込めることになります。これが、40代の女性が、妊孕性(にんようせい=妊娠能力または妊娠しやすさ)の低下、つまり時間との戦いの中で、自己卵子治療を受ける上で、一番重要なことなのです。

逆に、もしも正常な受精卵が一個もなかった場合…それは大変残念なことですが、自己卵子での治療の限界を示す具体的な情報となり、次のステップである卵子提供を視野に入れていくかどうかをこの時点で考察すべきタイミングであることを示します。

IFCプログラムでは、万が一卵子提供プログラムに移行になってしまったとしても、何度も渡米しなくてもよいように、必要なステップを初診の段階で対応してしまいます。ですから、一旦新しい選択肢へ進むと決めることになったとしても、時間と費用の無駄なくすぐにスタートを切ることができるようにプログラムを設定しております。

もちろん、心のケアも万全。日本人心理カウンセラーと、渡米中にお話いただけます。

IFCプログラムでは、自己卵子による治療の成功が、患者様の本来の願いであることを、痛いほど知っています。だからこそ、自己卵子治療でできるすべて、つまり最先端医療技術を駆使し、最善を尽くさせていただき、自己卵子で赤ちゃんを授かっていただきたいと願っています。そんな本来あるべき治療からスタートができるのは、IFCプログラムならではです。

もしも最終的に卵子提供プログラムに進むことになったとしても、女性の年齢の限界があります。55歳まで胚移植を許されているとは言え、50代に入ると、同じ卵子提供プログラムでも妊娠率が格段に下がることが分かっています。

妊娠率だけの問題ではなく、出産後の育児の体力、生まれたお子さんと過ごす人生の長さ、そんなことを考えると、適切な段階で、最善の選択肢に進むことが有意義な人生を送る鍵となります。

インターネット情報などをただ調べていても、前に進めないかもしれません。悩んでおられる方々が、具体的な答えを出せる方向へとご案内し、赤ちゃんを授かる夢を現実にするための確実な一歩を踏み出していただくために、IFCがご用意したこのプログラムについて、ご一考ください。

IFC東京オフィスでの面談予約お受付しております:

関連情報