最新情報2017.06治療プログラム

IFC卵子提供プログラム=HORIZON検査で特定ドナーとの遺伝疾患リスクを回避

私達人間は、誰しも、必ずひとつは、『常染色体劣性遺伝疾患』の原因となる遺伝子変異をもっている、と考えられています。しかしもちろん、その変異をもっていても、ほんの一握りの種類を除けば、本人の健康状態にはまったく影響がないのが普通です。

しかし、もしも精子提出者側(卵子提供プログラムにおける、父親となられる男性)と卵子提供者側(卵子ドナー)の双方が、たまたま同じ変異をもっていて、その結果子供が生まれると、その子供が実際にその劣性遺伝疾患をもって生まれてくるリスクが高くなってしまいます。

これは、昔からの人間の知恵で、近親結婚はしないように、という教えが古くからあったことでもわかると思います。近親者同士だと、類似したDNAを持っている確率が多く、そのため、全く同じ常染色体劣性遺伝疾患の変異を二人ともがもっており、生まれた子供がその遺伝病を発症する確率がとても高くなるためです。

近親者同士ではなくとも、同じ変異をもっている人は、当然存在します。

そんな辛い遺伝子変異の「合致」が原因の遺伝病リスクを、最初から回避するため、弊社IFC提携のパシフィック生殖医療センターで実施される卵子提供プログラムでは、ごく一般的な選択肢として、『HORIZON検査』と呼ばれる、常染色体劣性遺伝変異を調べる検査を、父親となることを希望されている男性(患者様のご主人)と、卵子ドナーの両方に実施し、リスクを最大限回避することができます。

高額な医療費が発生する、ドナー採卵・体外受精費用が発生してしまう「前」に、予め実施しておくこの検査は、日本人患者様からの圧倒的支持もあり、昨年2016年8月以降に弊社IFCにて新規開始された患者様の100%が、HORIZON検査実施を希望されています。

検査は単純に、採血を受けるだけですから、ご主人にも、卵子ドナーさんにも大きな負担はありません。

常に一歩先を進むIFC卵子提供プログラム。
HORIZON検査についてもっと詳しく知りたい方は、こちらからお問合せください:

関連情報