不妊治療中、心理カウンセリングで大切な心のケアを
米国では、早くから、不妊治療の現場で、心理カウンセリングの重要性が認識されてきました。これは、不妊治療が、どんなに精神的に辛いか、そして、その辛い気持ちを封じ込めていては、体調も悪くしかねず、治療がうまくいかないことが科学的にも広く知られていたからです。
そのため、ASRM(米国生殖医療学会)のガイドラインに添って、弊社IFCプログラムにおいて、卵子提供プログラムや、精子ドナー・IVFプログラムなどの患者様には、必ず心理カウンセリングのセッションをご用意しております。
ただ、普通の米国人心理カウンセラーでは、日本人特有の社会背景や心情などについての理解が難しいため、適切なカウンセリングを行なうことができません。そこで、弊社IFCプログラムでは、米国でライセンスを取得した、日本人カウンセラーの方々に、このようなセッションをお願いいたしております。
その中でも、長くIFCの患者様をご担当くださっているのが、この直井知恵先生です。どんなときにも温かく、優しいオーラで包んでくださる直井先生とのセッションは、多くの患者様の心の支えとなっております。
ご略歴
▲心理カウンセラー・直井知恵先生
直井知恵 Psy.D.
Tomoe Naoi, PsyD
所在地:米国サンフランシスコ
臨床心理学博士。カリフォルニア州認定の臨床心理士。
津田塾大学国際関係学科で学士を取得後、渡米。自らの日本へのリエントリーの難しさの経験に基づき心理学、日本文化の特性に興味を持つ。
カリフォルニア州立大学カウンセリング学科で修士取得。
Asian Community Mental Health (主にアジア人を対象にしたクリニック)での勤務を得た後、アライアント国際大学・CSPP (California School of Professional Psychology)アラメダ校にて博士号を取得。
心理アセスメント、異文化間心理学、プレイセラピー、家族療法、サイコセラピーなどを学ぶとともにスクールカウンセラーとしての経験を積む。
博士論文は、文化的に、また歴史的に異なる日本での離婚後の親子関係をアメリカの離婚後の親子関係と比較し検証した。
現在は、個人開業にて個人、家族、カップルとの面談、心理アセスメント、多動症(ADHD)アセスメントのほか先生方への相談、子育て相談などを行っている。
今後の研究の対象として興味を持っているのは異文化に育つ子供と親の関係。
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