卵子提供体験談2015.09体験談

卵子提供プログラム体験談:関西地方のB様よりメッセージ

長くつらい不妊治療のすえ卵子提供で息子を授かりました。
「子供が欲しい」と強く願い、とにかく授かるためであればと突っ走ってきました。
主人には「そこまでしなくても」と言われたこともありました。
もちろんDNAのつながりを軽視したわけではありません。
子供を授かる事とDNAがつながっていないという事を天秤にかけ考え抜きました。
ただ、妊娠中は「本当にこれでよかったのだろうか?」
「DNAのつながっていない子を我が子として可愛いと思えるのだろうか?」という不安も正直ありました。
その都度「胎盤から臍の緒を通して私の血や栄養が繋がっているのだから、何も心配ない、私の子なんだ」
と自分に言い聞かせていました。

生まれてみると、そんな不安は一掃されました。
かわいい顔、かわいい手、かわいいしぐさ、どれをとっても可愛くて仕方ないのです。
「こんなにかわいいのに、DNAがつながっていないなんて嘘なんじゃないの?」と思いました。
妊娠中の不安とは全く反対の思いです。
ただ、家族や友人に「かわいいでしょ?うちの子」という時にほんの少し隠し事をしている後ろめたさを感じるのは事実です。
でもそんなのは全然問題ではありません。

あの時、IFCの東京オフィスで、川田様とお会いできた事に本当に感謝しています。
たまたま川田様が東京にいらっしゃるとの連絡をいただいた時、私の気持ちも高まってきていたので、お会いすることをすぐに決めました。
もし、この出会いがなければ、いまだに不妊治療を続けているか、治療は断念したとしても、子供が欲しいという思いは満たされず暗い気持ちで毎日を過ごしていたかもしれません。
今、横で寝ている息子の顔をみると、あの時の出会いを幸運に思うとともに、私の選択に間違いはなかったと感じます。

また、産院には卵子提供で妊娠したときちんと告げて受け入れてもらいましたので、出産までリラックスして過ごすことができました。
日本では認められた治療法ではありませんが、禁止する法律も存在しません。産んだ人が母親と定義づけられるようですし、かなりグレーな部分が多いのですが、
私がお世話になった病院では、特に何か言われるわけでもなく、粛々と受け入れてくださいました。
助産師さんたちにも情報はオープンになっているようで、何人かの方からいくつか質問されましたが、嫌な思いをするわけでもなく普通に会話しました。
医療の現場では、とりたてて珍しいケースではなくなってきているのではないかと感じました。

主人も口には出しませんが、卵子提供であることを受け止め、胸の奥にしまったようです。
そして生まれた我が子はとてもかわいいようで、不慣れな手つきで抱っこしたり、添い寝したり、主人なりに育児を楽しんでいるようです。
これから3人で明るく楽しい家庭を築いていけたらと思います。


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