卵子提供体験談：卵子ドナーさんからのメッセージ

今回は、IFC卵子提供プログラムを通して、実際に卵子を提供してくださったエッグドナー（卵子提供者）さんからのメッセージをご紹介いたします。

レシピアント様ご夫妻が大きな夢を叶えるために頑張ってくださる卵子ドナーさんですが、卵子ドナーさん側も、提供により大きな喜びと誇りを得てくださっているようです。嬉しいご縁ですね。これからも幸せの輪が広がりますように、願いながら以下のメッセージをお届けします：

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こんにちは。
先日は、レシピアント様ご夫妻からの、とても心のこもったお礼状を送ってくださり、本当に有難うございました！すごく感動して、読みながら泣いてしまいました。

レシピアント様ご夫妻は、過去にどんなに辛い思いをしてきたか、だけど今は私の協力で、どんなに希望でいっぱいになっているか、など、私にたくさんの感謝の言葉を書いてくださいました。

直筆のお手紙を読んだとき、自分はこれまで、こんなに人の役に立てたことも、それを実感したこともない！と思いました。卵子ドナーになって本当によかったと思いました。

特に一番嬉しかったのは、私をドナーに選んでくださった理由は『将来の夢に向かってとても頑張っていること。ご両親に愛されて幸せな家庭に育ったのがわかること。』だった、という言葉でした。
（IFC注：これらの内容は、ドナープロフィールに記述されている情報です。）

自信があるわけではなかった今の自分の生き方も、両親のことも全部褒められた気分になりました。そしてその言葉から、たくさんの元気と自信をもらいました！これからもっと、頑張って生きていこう、と思いました。

確かに、検査から始まって、毎日注射したり（特にひとつのタイプは、打つときしみて、けっこう痛い）、しょっちゅう検診があって、時間の都合をつけるのがちょっと面倒だったり、など正直言って、そういったことは楽しいことではありませんでした。（ごめんなさい！謝礼や経費もいただいているのに、こんなことを言ったりして。）

でも、日本人女性のコーディネーターの方が、クリニックの検診には毎回付き添ってくれて色んなことの話し相手になってくれましたし、注射が始まってからは24時間体制でサポートしてくださったので、最後の1本の注射が筋肉注射で、針が長くて驚いたし、採卵のとき初めての麻酔でどきどきしたけれど、ぜんぶ無事に乗り越えることができました。このコーディネーターさんは、毎日手取り足取り、私が間違えないように先回りして教えてくださったので、あまり緊張せずに毎日を過ごすことができました。頼りになるお姉さんがいつも一緒にいたような、そんな感じでした。

卵子提供を通して知り合った他のドナーさんで、以前にこことは違う別のプログラムで提供経験のある子から聞いた話だと、こんなに丁寧にサポートしてくれるところはここしかない、と断言していたので、私の一回だけの提供がよいところでできて本当によかったです。

レシピアント様ご夫妻は、これから胚移植というものをするそうですが、私の卵子がちゃんとお役に立てていて、ぜひぜひ妊娠されるといいな、と思っています。

一回だけの提供、という理由は、私は、念願の会社に内定をいただいたので、一旦そこに就職したら自分のキャリアに集中したいと思っているからです。だから、卵子提供の経験はこれで最初で最後になると思います。でも、こんな形で大きな大きな感謝の言葉をいただくようなことは、これからの私の将来の中で、そんなに滅多にあることじゃないと思っています。

こんな風に、いのちをつくるお手伝いをする、というすごい形でひとの役に立てた、というこの経験は、私の一生の宝物になると思います。

私を選んでくださったレシピアント様ご夫妻に、私からも、貴重な体験を与えてくださったことの、心からのお礼と、ぜったいに妊娠されるようにという願いをおおくりします。本当に貴重な体験を有難うございました！！

ドナーより