卵子提供体験談2020.06体験談

捨てかけていた夢が、今ようやく現実に。治療にも、コロナにも負けず、夫婦で力を合わせ授かった奇跡のいのち(関東甲信越地方のT様より)


※写真はイメージです

いつもお世話になっております。

コロナでアメリカも大変な折に、失礼致します。
まだまだコロナで落ち着かれない日常と存じますが、皆様方のご健康、ご無事をお祈りしております。

私ごとで甚だ恐縮ですが、本日子供が生まれました。
妻が入院しておりますので、妻に代わり夫がメールさせて頂きます。

川田社長様、コーディネーターチームの皆様方、この度は誠に有難うございました。

日本の病院からは、『この出産は、リスクが非常に高く、合併症のリスクが20パーセントだから、覚悟しておいて下さい、』と再三言われており、今日を迎えるまで、不安でした。

でも、私たちはIFCさんで遺伝の検査もしてもらっているし、ハーバート医師から、移植の時、笑顔で『very strong boy』って、言ってもらったことを、二人の心の支えに、絶対大丈夫!と言い合いながら、励まし合い、何とか80パーセントの方に入ろう!って掛け声をかけ合いながら、今日この日を迎える事が出来ました。

そして、無事80パーセントの方に入れて、子宮摘出などということもなく、母子共に元気で、笑顔でいられるのも、すべてIFCさんのおかげです。

日本で不妊治療を始めて、うまくいかなかった日々、もう駄目か……、と何度も諦め、子供を授かることを夢見て、買っていた子育ての本も、一度は捨てました。

妻が手作りしていた赤ちゃんのファーストシューズも捨てかけました。でも、それだけは、置いとこう、と。二人にとって、子供を授かることは、どうしても諦められなかった夢でした。

周りからは、『運命ってあるもんだから、受け止めて、二人で充実する人生を歩むのも素敵だよ。』と言われたり、友人の家族、子供を見ると羨ましくて、心がしんどくなったり……、二人とも仲が良く、ポジティブな性格の方ですが、どうしてもこの夢だけは捨てられませんでした。

夢とは、自分を強く信じて、信じて、努力し続けていれば、必ず叶う。そう思って今まで生きてきました。でも、いくら努力しても、不妊のクリニックの言うことをいくら守って、努力しても、どうすることも出来ないことがありました。正直この難問には参っていました。

そんな時、精子提供の話をテレビで見ました。そんなことがあるんだ、と初めて知って、そして精子提供があるのなら、卵子提供もあるのではないか、と妻が調べてくれました。そしてIFCさんのことをインターネットで知りました。

ここに賭けよう。もうここしかない。
これで最後。
と、二人で強く決心して、東京の事務所でお話を伺い、川田社長にお電話でお話もして頂きました。

すぐに渡米のスケジュールも整えて頂き、その後子宮筋腫の手術日も最短で決まり、目の前に道が見えたような気がしていました。
IFCさん、ドナーさん、皆様方の多大なるご協力を頂き、私たちはとにかく、流れに逆らわないように、流れのままにこの道を行こう、と二人で決めていました。

日本の病院では、子宮筋腫はこの位置だったら、とらない方がいい、と言われましたが、ハーバート医師を信じていました。
その病院の医師は、卵子提供のことは全く知らないレベルといってもいいかなぁ、と思いました。
医師からは『卵子って外人なんですよね?』と言われたり、他の病院へも行ってみたのですが、そこも着床前診断のことも知らないようで、なかなか日本は難しいなぁ、と残念な気持ちになることもありました。
その度に、私たちはIFCさんだから絶対大丈夫、って励まし合っていました。

色々とありましたが無事出産することができて、出産病院にも感謝しております。
サポートクリニックの先生には、本当にお世話になり、もとからの患者さんと同じように扱って頂き、親身になってくださいました。

またその時その時に皆様が私たちを助けてくださり、導いて頂き、本日無事出産をすることが出来ました。
皆様に深く感謝申し上げます。

新型コロナウィルスの影響で、私は会えるのは1週間後、ということで、写真でしか様子は分からないのですが、妻の息子を見守る安らかなる表情を見て、妻への深い感謝の念と共に、ついに妻を母親にできた!と感激しています。
そして私を父親にしてくれた妻に、心から感謝しております。

昨年のサンフランシスコでの移植の前日に、妻と金門橋へ行って、半分だけ渡りました。
二人目を迎えに行く時に、金門橋を渡ろう、と言って、願をかけて。

コロナで大変な状況で、こういうことを言うこと自体不謹慎かもしれませんが、来年二人目を迎えに行きたいと切に願っております。

二人の人生に宝物を授けて頂きました川田社長様、IFCの皆様方、ハーバート医師に深く深く御礼申し上げます。
再びお目にかかる日を心待ちにしております。

この度は本当に有り難うございました。