卵子提供プログラムとは
日本では、卵子提供(エッグドナー)による体外受精は、まだ一般の患者様が自由に受けることができません。
しかし米国カリフォルニア州では、卵子提供プログラムはおよそ30年ほど前から一般化されており、弊社IFCでは、20年を超える日本人患者様受け入れ実績がありますから、安心してご参加ください。
卵子提供プログラムとは、健康な卵巣をもつ卵子提供者(エッグドナ-)から卵子の提供を受け、ご主人の精子による体外受精を行なった後、奥様の子宮に受精卵(胚)を移植し、奥様ご自身が実際に妊娠、出産の過程を経てお子さんを授かる方法です。奥様が出産されるお子さんはご夫妻の「実子」として戸籍登録されます。
生殖力の高い質の良い卵子の提供を受けることで、高齢の方も、閉経後の方も、赤ちゃんを授かる可能性が極めて高いプログラムです。
卵子提供プログラムの対象患者様
対象患者様の多くは、加齢などの原因により卵巣機能低下が認められた方で、過去に自己卵子によるIVFを複数回繰り返しても結果が出なかった方達です。
以下の診断・所見・経過等があった患者様が卵子提供プログラム対象者となります:
- 加齢による卵巣機能低下
- 複数回にわたる自己卵子IVF不成功
- 排卵誘発しても卵胞が育たない
- 採卵できても空胞
- 採卵できても受精しない
- 受精しても胚盤胞まで育たない
- 着床しない
- 自己卵子IVFの結果初期流産を反復
- 早発閉経(ターナー症候群を含む)
- 自然閉経
- 卵巣摘出
- 高FSH値/低AMH値
- 子宮内膜症/卵巣嚢腫/チョコレート嚢腫など(重度)
- 染色体転座
- 脆弱X症候群
*尚、普段の生理の有無は不問です。
弊社IFC卵子提供プログラムで治療中の女性のおよそ80%が40歳代で、且つ過去の自己卵子による不妊治療では良い結果の出なかった方達です。そのような背景をもつ患者様も、弊社IFC卵子提供プログラムに進まれた後は、下記の通りの高い成功率にて結果を出しておられます。
どうぞ諦めずに、健康な赤ちゃんを授かるため、この現実的な可能性に挑戦されてみてください。
成功率について
卵子提供プログラムの成功率は、全生殖医療の治療プログラムの中で一番高いことが統計で証明されています。
IFC卵子提供プログラムでは2014年以降、着床前全染色体診断(CCS)の同時実施をご希望の患者様が100%となっており、着床前診断(CCS:着床前全染色体診断)同時実施の場合、一回の胚移植サイクルにおいて1個の染色体正常胚盤胞を移植することによる成功率は、およそ75%という極めて高い数値を安定して挙げています。
(2個を同時に移植することもできますが、成功率はおよそ85%ほどに上がるものの、多胎妊娠の確率が極めて高くなるというリスクが出てきてしまいます。)
妊娠成立への鍵は、生殖力の高い質の良いドナー卵子であることがこの成功率からもよくわかっていただけるかと思います。
【ご注意】
弊社サイトで発表している成功率は、すべてASRM(米国生殖医療学会)の指針に基づいた、正式な算出方法・母集団の取り方(グループの定義と指定の期間等)によるものです。指針に基づかない算出方法での成功率がウェブ上で発表している団体もあり、また、成功率を高く見せるために複数個の受精卵を同時に移植しての数値が表示されていることもありますので、成功率を比較する時は、どうぞご注意ください。
更に、成功率90%という数値を掲げているところもあるようですが、学会公認算出法により公式発表されている全米各施設の成功率の中で、「一回の胚移植に付き1個移植した場合の成功率」が90%という数値は存在しませんので、併せてご注意ください。