最新情報2017.02着床前診断

着床前スクリーニング:IFCでは最先端タイプの着床前診断(CCS)を希望者全員に受けていただけます

着床前スクリーニングとは、体外受精で得られた受精卵の染色体異常の有無を検査し、正常なもののみを胚移植(子宮に戻す)というものです。

本記事掲載の二日前にあたる2017年2月14日付けで、「着床前スクリーニング」の臨床研究を開始したことを、日本産科婦人科学会が明らかにした、と報道がありました。つまり、日本ではまだ臨床研究が開始されたばかりのところ、IFCプログラム参加の日本人患者様については、すでに米国で確立された臨床データに基づいた正確性の高い検査を、安全に受けていただいているのです。

着床前スクリーニングは、弊社IFCでは、すでに10年以上も前から、提携先の親日派名門クリニック・パシフィック生殖医療センターで実施してきたものです。現在は、着床前スクリーニングの進化版「CCS」というタイプの技術を実施しており、弊社IFCプログラムに進まれた患者様の100%が受けている検査です。

弊社IFCが米国でコーディネートする不妊治療や卵子提供プログラムでは、希望者全員がこの着床前スクリーニングを受けることができます。しかし、日本で開始されたばかりのこの着床前スクリーニングの対象者は、体外受精を3回以上失敗、あるいは流産を2回以上経験した女性に限定されており、女性の心身にすでに大きな負担があってからの実施となるようです。

この着床前スクリーニングは、そもそも、妊娠が絶対に成立しない、あるいは流産に終わるだろうと予めわかるような染色体異常がある受精卵を移植しないことにより、安全で成功率の高い妊娠に向けて女性の心身の負担を軽減させるのが目的です。だからこそ、心身の負担が出る前に良い結果を出すため、着床前スクリーニングは、米国では既に標準選択肢となっているのです。

着床前スクリーニング(別名・着床前診断《着床前全染色体診断=CCS》)について、及び卵子提供プログラム等との同時実施についてのお問合せはこちらからどうぞ:

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